今日も昼過ぎに、近所の公園を散歩してきた。
晴れている日は、ほとんど毎日1時間ほど歩いている。
今日は12月とは思えない暖かな1日であった。
散歩をしていると、歩き始めて10分ぐらいで哲学のテーマが降りてくる。
本日のテーマは「人生における回り道とは」であった。
私自身、大学時代に公認会計士試験の勉強をしていたものの、合格には至らなかった。
また、新卒で勤めた会社を2年ほどで退職したり、転職がうまくいかず深夜のアルバイトをしたりと紆余曲折の人生を歩んできた。
現在は、なんとか正社員として働いているものの、もっとうまく人生の選択をできたのではないかと後悔もしてきた。
普段はクヨクヨと考えてしまうことも、散歩をしていると気分が少し晴れやかになることもあり、いろんなことをポジティブに考えられる。
人生における紆余曲折とは果たしてマイナスなのか。
人生とは死ぬまでの暇つぶしという言葉もあるが、暇を潰すにはそれなりの頻度でイベントが必要である。
回り道という言葉自体は、一見すると無駄な印象を受け、また、回り道をしている途中は毎日のように焦燥感が襲ってくる。
しかし、回り道をするからこそ見える世界があるとも思う。
私にとって、深夜のアルバイト時代は毎日がとても刺激的であった。
毎日夜中まで働いて、仕事が終わった後、朝まで麻雀をした。
麻雀後にカラオケに行き、そのままアルバイトにいったこともあった。
新卒の会社を辞めなければ経験できなかったことである。
ニートも経験したし、アルバイトも経験したし、正社員も経験した。
新卒で働いていた会社の思い出はほとんどないものの、一般的に回り道と言われるであろうアルバイト時代には、数えきれないほどの思い出がある。
そもそも、なんの回り道もない人生は、語るに値するのだろうかとも思う。
私自身、回り道の多い人生を歩んできたと自負している。
それこそが私の人生の宝物であり、今後も回り道を楽しんでいきたいと思う。
回り道こそが人生なのではないか。そうでなければ、毎日の散歩という日課も浮かばれないのである。