文系が相対性理論を自力で思いつくためのブログ

ど文系の私が何気ない日常をヒントに、相対性理論を自力で思いつく話

嘘について〜嘘をつかないとはどういうことか〜

〜天使と悪魔の違いは、自分自身の立場である〜

 

目次

 

今日はなんともない一日だった。

こういう日がいちばん幸せである。

明日も何にもなければいいと、願っている。

 

 

 

今日のテーマは「嘘」についてである。

 

 

 

このテーマにした理由は、本当は今日、色々あったからである。

生きていれば、色々あるよ。

 

 

嘘とは

最近、嘘がなんなのか、わからなくなってきた。

 

「嘘とは?」

「嘘とは、事実と異なる情報や声明を意図的に伝えることです。つまり、真実を隠したり、誤解を招くような虚偽の情報を伝える行為を指します。」

 

「嘘はいけないことなの?」

「はい、一般的には嘘は倫理的に誤った行為と考えられています。嘘は信頼関係を損なったり、他人を欺いたりすることがあり、社会的な信用や倫理観に反する行為とみなされることがあります。」

 

最近、嘘ばかりついているような気がする。

 

 

嘘と物語

物語を作ることは、嘘をつくことなのか?

 

話をわかりやすくする。

 

例えば、刑事物の物語があるとする。

しかし、おそらく警察組織というのは、物語のようなエンタメ性はない。

 

警察組織をショーにするためには、意図的にエンタメ性を含めた情報を伝える必要があろう。

 

そうなると、これはAIさんの提示した、「嘘」に該当するのではなかろうか?

 

では物語を作ることは嘘になるのだろうか?

 

作家の資質とは、嘘を華麗につくことなのだろうか?

 

 

「嘘」と「善意」

「嘘」と「善意」と言われると、「優しい嘘」という印象を受ける方もいるだろう。

 

しかし、法律を齧(かじ)ったことがある身としては、「善意」と言われれば、「知らない」ということになる。

 

AIさんの定義には、事実と異なる情報や声明「意図的に」伝えることが「嘘」だそうだ。

 

となると、「知らなかった」ことが理由で「事実と異なる情報や声明」を伝えたとしても、「嘘」にはならない。

 

日常生活で、「知らなかった」と言われたとき、「嘘ではない」ということを伝えたいのだろう。

 

問題は、「嘘ではない」と言われたときに、「なぜ知らなかったの?」と追求されることである。

 

こうなれば、「嘘」に該当するかどうか?というのは、そこまで重要ではない。

 

専門的になればなるほど、「知らなかった」ことと「嘘」の差は小さくなるだろう。

 

 

「嘘」と「悪魔」

「悪魔とは?」

「悪魔とは、多くの宗教や信仰体系において、悪意や邪悪な力を象徴する存在です。一般的には悪魔は悪意を持ち、人々を誘惑したり、害を与えたりするとされています。悪魔はしばしば地獄や闇の支配者として描かれ、様々な形や名前でさまざまな宗教や神話に登場します。」

 

とのことである。

 

いちばん伝えたいのは、「悪意」を持っているということである。

 

法律を齧(かじ)ったことがある身としては、「悪意」と言われれば、「知っている」ということになる。

 

「悪魔」は何を知っているのだろうか?

 

ちなみに、AIさんの悪魔の定義には、悪魔が嘘をつくかどうかは触れられていない。

 

例えば、

Aさんと、Bさんと、あなたがいるとする。

Aさんは、Bさんのことが極めて嫌いである。

そして、Aさんはあなたに、Bさんが嫌いであることを明言している。

そこで、Bさんがあなたに、「Aさんに嫌われているのではないかと不安である。Aさんは私(Bさん)のことを何か言っていた?」と深刻そうな顔で、聞かれたとする。

あなたはなんと答えるだろうか?

 

「Aさんはあなた(Bさん)のことを、嫌いと言っていたよ」と答えるのか?

「Aさんはあなた(Bさん)のことを、嫌いと言っていないよ」と答えるのか?

 

前者は、正直である。

後者は、嘘である。

 

しかし、どちらが「悪魔」かと言われれば、前者であろう。

 

以前少し述べたが、「悪魔」はどんなに酷い状況であっても、「契約」は履行する。

 

換言すれば、「悪魔」は嘘をつかない。

 

 

「嘘」と「沈黙」

先ほどの例で、

「Aさんからは何も聞いていない」

であったり、

「そんなに気にしない方がいいんじゃない?」

と言ったりすることは、「嘘」なのか?

 

法律を齧(かじ)っていた身としては、これらの回答は「不作為」に近づく。

 

「不作為は嘘になるの?」

「不作為は直接的な嘘ではありませんが、場合によっては同様の結果をもたらすことがあります。例えば、情報を隠したり、行動を取らないことで他人を欺くことがあります。そのため、不作為も信頼関係を損なったり、誤解を招いたりする場合があり、倫理的な観点からも問題が生じることがあります。」

 

とのことである。

「嘘」ではないが、「場合によっては同様の結果をもたらす」そうだ。

 

 

沈黙の「悪魔」

ふと思ったのだが、「悪魔」は沈黙するのだろうか?

 

勝手なイメージだが、沈黙することはありそうだ。

 

ではどんな時か?

 

1つ目は、なんとも答えられない質問をされた時であろう。

 

2つ目は、自分の利益に直結する時であろう。

 

3つ目は、人間の心に良寄り添う時であろう。

 

大事なのは、人間も同じ状況で「沈黙」することだろう。

 

特に、3つ目は、「悪魔」が「人間味」を持つから、「沈黙」するのだろう。

 

純粋な「悪魔」であれば、1つ目の時と、2つ目の時しか「沈黙」しない。

 

 

「嘘」と「裁判官」と「閻魔様」

私は、よく嘘をつく。

 

自分にも嘘をつくし、他人に対しても嘘をつく。

 

できれば嘘なんてつきたくない。

 

閻魔様にベロを切られるからだ。

 

ところで、閻魔様は

「冥界や死後の世界の支配者や審判者とされる存在」

だそうだ。

 

多分、閻魔様は嘘をつかないし、沈黙も使わないのだろう。

 

では、なぜあんなに怖い見てくれをしているのか?

 

多分、子供に「良い行為」をしないとダメだよ、ということを伝えるためだろう。

 

しかし、「嘘」をつかなかったら、あんな見てくれになってしまうぞ!と、考えてみるのも、面白いかもしれない。

 

ちなみに、裁判官も「嘘」と「沈黙」はないだろう。

 

そして、やっていることは、閻魔様と似ている。

 

正義をまっとうした裁判官が、仏のような顔になるのか、閻魔様のような顔になるのかは、興味深い。

 

 

最後に

社会で生きていると、正直になっても、嘘をついても、どちらも地獄という時があるだろう。

 

その場合、嘘に関わらず、この世界が地獄ということになろう。

 

嘘をつかないというのは、嘘をついたときにのしかかる罪悪感以上にしんどいこともあるだろう。

 

よく嘘をつく私は、よく「優しい」と言われる。

 

AIがさらに発展すると、もっとも必要な能力は「嘘」や「沈黙」といったスキルになるのかもしれない。

 

 

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