今日は1時間半ほど散歩をしてきた。
夕方5時半には、すっかりあたりが暗くなっていた。
忙しなく往来する車の音が、やけに心に響いた。
それぞれの車を運転する主人の帰りを待つ家族の、幸せな日常が思い浮かんだ。(*それっぽく書いてみた)
こんな日は、ネガティブなテーマが降ってくる。
今日のテーマは「焦燥感」であった。
まずは定石通り、AIに聞いて見たところ、
「不安や緊張から生じる、イライラや落ち着かない感情のことを指します」とのことである。
実に簡潔的かつストレートとの印象を受ける。
私が独断と偏見で考える「焦燥感」は、AIの定義よりも長期的なものである。
もっと言えば、AIの定義における、イライラや落ち着かない感情にとどまらず、それによって引き起こされる、短期的な行動の強制も含まれるような気がする。
例えば、試験に合格するか不安になったため、居ても立ってもいられず勉強を開始すると言った具合だ。
焦燥感の結果、引き起こされる行動自体は短期的である。
というのも、瞬時に長期的な行動を起こすというのは難しく、またそのような行動が起こせるのであれば焦燥感自体、瞬時に解決できると思うためである。
一方で、不安や緊張の原因こそが長期的なものなのである。
そもそも、不安や緊張が短期的であれば、短期的に解消されるか、結果を知った後に、別の感情にシフトするため、大きな問題にはならないだろう。
つまりは、遠くにある結果に縛られたために、今現在、イライラしたり落ち着かなかったりすることで、何かしらの行動が強制されるという状態が問題なのだ。
試験勉強の例では、試験に合格できると確信するか、試験結果が出るまで焦燥感に縛られつづけ、勉強をしていないと落ち着かないのである。
このような焦燥感に支配された状態では、容易に精神が擦り切れてしまうと思う。
現に、私も何度も焦燥感に打ちのめされたことがある。
さらに私の経験上、焦燥感に駆られた状態での行動は、正確な判断ができているのか疑わしく、焦燥感の原因の解消に役立つかも疑問である。
さて、ここまで焦燥感の有害さについて述べてきたが、ではどうやって解決するのか?
原因について考えると、理想と現実のギャップが大きいこと、他者と自分を比べてしまっていること、自分に自信がないことが挙げられると思う。
そのため、解決策としては、理想と現実のギャップを埋める(理想を下げる)こと、他者と自分とを比べないこと、現時点での自分に満足し自信を持つこと、大きな目標を持ちすぎないことなどが考えられる。
これらの解決策は、今日の散歩中に挙がったものだが、我ながらどれも抽象的で実現が難しい。
そのため、精神科の先生に相談するのが一番良いということになる・・・
と、結論を急ぐのは、いささか焦りすぎであろう。