文系が相対性理論を自力で思いつくためのブログ

ど文系の私が何気ない日常をヒントに、相対性理論を自力で思いつく話

コンプライアンスについて〜お役所仕事が天下を取る〜

〜ハラスメントの防止に必要なのは、責任の制限である〜

 

目次

 

今日は月曜日であった。

今週は水曜日が休みということもあって、いつもよりも軽い月曜であった。

朝、雪が降っていた。

3月も中旬を過ぎたのに、まだ降るのか!

 

仕事終わりに、ゴルフの打ちっぱなしにいってきた。

絶不調である。

まずドライバーが全く飛ばない。

アイアンが当たらない。

ただアプローチだけ調子がいい。

そんなこんなしていると、こんな時間になった。

 

 

 

今日のテーマは「お役所仕事」である。

 

 

 

このテーマにした理由は、いつか「お役所仕事」が褒め言葉になると感じたからである。

 

 

 

お役所仕事とは?

「お役所仕事とは?」

「お役所仕事とは、一般的には政府や地方自治体なとの公的機関で働くことを指します。これらの職種では、法律や規制に基づいて公共サービスを提供したり、行政業務を遂行したりすることが主な役割です。具体的な仕事内容は、行政手続きの処理、公共施設の管理、社会福祉の支援など多岐に渡ります。」

とのことである。

 

AIは「お役所仕事」に対して、いいイメージも悪いイメージも持っていないのだろう。

 

 

お役所仕事の日常

「ここにハンコが必要です」

「ハンコを忘れてきたんですけど」

「では、ハンコを押して、後日お手続きください」

「何時間待ったと思っているの?なんとかならないの?」

「なりません」

「私たちをなんだと思っているの?」

 

というやりとりが、今でも行われているのかはわからない。

しかし、わたしのお役所仕事のイメージといえば、このような感じである。

 

 

お役所仕事の本質

前述のようなイメージをお持ちの方は多いのではないか?

極めて非効率で、全く融通が効かない。

きっと、税金で働いているので、コスパを考える必要はないのだろう!

と思う方もいるかもしれない。

 

では、お役所仕事の本質はなんなのか?

 

それは、徹底した『コンプライアンス法令遵守)マインド』であろう。

 

AIの説明の中にある、

「これらの職種では、法律や規制に基づいて」

ということを、もっと重く受け止めるべきであろう。

 

一般人にとってのコンプライアンスとは、企業理念等の順守である。

しかし、公務員にとってのコンプライアンスとは、文字通りの「法令」遵守であろう。

 

 

謝罪をできない公務員

公務員の仕事を効率的にすることができるとする。

しかし、一定の割合でミスが生じるとする。

(*ちなみに、ミスを増やすことなく効率化を図れるのであれば、すでに導入している。詳しくは「トレードオフ」で検索🔍)

 

この場合、効率的にするという選択はない。

 

民間の企業であれば、ミスをしてもある程度、柔軟な対応ができる。

 

しかし、公務員の仕事は法律で定められているため、柔軟な対応ができない。

 

民間の企業であれば、従業員の「ごめんなさい」を、従業員の誠意と受け取ることができる。

しかし、公務員の「ごめんなさい」は、公務員の誠意とは受け取りにくい。

 

公務員には、お詫びに渡す“商品券“がない。

 

 

誰が1番辛いか?

さて、前述のハンコのくだりで1番辛いのは誰であろうか?

 

大半の人は、再び手続きが必要になった人だと思うだろう。

 

しかし、わたしは「お断りしなければならない公務員」ではないかと思う。

 

「これくらいいいじゃん」というのは、誰よりも公務員が思っているのかもしれない。

 

もしくは、徹底してそのような考えを持たないような教育を受けているのかもしれない。

 

待たせておいて、お断りしなければならない。

絶対に反発されるけれども、絶対に曲げることはできない。

 

これが、ルールに基づいたものであれば、ある程度割り切ることができるかもしれない。

 

しかし想像してもらいたい、自分のミスで不利益を被った人に対して、謝ることもできない「立場」というものを。

 

*断っておくが、わたしは公務員ではないため、公務員の考えていることはわからない。

 

 

コンプライアンスマインド

さて、前述のハンコのくだりをもう少し噛み砕いてみる。

 

一見すると、公務員の柔軟性のなさが問題のようにも見える。

 

おそらくそれが普通の考え方だろう。

 

しかし、「なんとかならないの?」というのは、手続きをした人が公務員に対して、「ルール(法律)を破れないのか?」と主張しているのである。

 

ルール(法律)を破るわけがない。

 

 

話を少し大きくする。

 

例えば、「なんとかならないの?」といった人のお言葉に甘えてなんとかしたとする。

 

しかし、後日、「なんとかならないの?」と言った人にとって、不都合な情報が出てきたとする。

 

その人から「その書類にはハンコがないので有効ではない!」と言われたときに、公務員はどうすればいいのか?

 

少なくとも公務員は法律に縛られているため、お言葉に甘えた代償を回避することは難しいだろう。

 

この考えは、いずれ民間の企業にも広まるかもしれない。

 

そのとき、「公務員の窓口対応の方法」ブームが来るように思う。

 

「お役所仕事のすすめ」というセミナーが至る所で開催されるかもしれない。

 

それは、「カスタマーハラスメント(カスハラ)」の撲滅にもつながると思う。

 

「なんとかそちらのルールを破ってはもらえないか?」という、メチャクチャな要求は無くなるかもしれない。

 

遠くに、「公平」や「平等」という言葉も見え隠れする。

 

同時に、「自由」や「裁量」という言葉が、確実に見えなくなっていく。

 

 

最後に

わたしは公務員を尊敬している。

 

今でこそ認知されていると思うが、公務員は激務である。

 

責任の重さは、そこらへん(わたしを含む)の会社員とは比べ物にならない。

 

それでいて、そんなに感謝されない。

 

昨今の公務員離れに寂しさと危機感を覚える。

 

「日本を良くするために、官僚になりたい!」と思う若者が増えてほしい。

 

「第一志望の民間企業に行けなかったから、滑り止めの公務員になった」では悲しいではないか!

 

わたしは何があっても、公務員にはなりたくはないが。

 

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