〜言葉の乱れは、言葉の柔軟性である〜
目次
いやいや、月曜日はしんどいって。
朝からいろんな電話がかかってくるし。
なんやねん。
月曜日から疲れてしまったら、一週間持たんやん。
今日のテーマは「電話」である。
このテーマにした理由は、電話対応をしていた時に、電話の未来に思いを馳せていたからである。
電話とは
「電話とは?」
「電話は、音声通信を使って〜以下略。」
定義よりも大切なことがあろう。
現代社会に電話がなかったら
わたしは歴史を考える時に、その時代の全体を考えるよりも、何か一つの視点で見るのが好きだ。
例えば、鎌倉時代の農民の立場で考える時がある。
今日のテーマでいえば、電話である。
当然、鎌倉時代に電話はなかっただろう。
そうなると、電話の代わりに何を使っていたか?
といった具合である。
おそらくは手紙であろうが、誰が手紙を届けていたのだろう?
手紙を出して届くまでに、どれほど時間がかかったのだろう?
鎌倉時代に、手紙を書ける(またはよめる)人はどれほどいたのだろう?
京都と鎌倉で、言葉に違いはあったのだろうか?
最終的に、京都と鎌倉のコミュニケーションは、本当に取れていたのだろうか?
といった具合で、話が膨らむ。
電話ができた時の衝撃
始めて電話ができた時は衝撃でした。
噂で、遠くにいる人と会話をできるとは聞いていました。
しかし、本当に会話ができるのか、心配でした。
料金が高かったものですから、何か詐欺のようなものかとも思いました。
駅にあった電話機から、主人に電話しました。
お弁当を忘れていることをお伝えしました。
本当に便利なものですね。
早急に届けてほしいと言われたので、忘れていった弁当を、電話線にくくりつけました。
無事に届いたのでしょうか。
携帯電話の台頭
携帯電話を初めて買ってもらった時のことは、今でも覚えています。
当時付き合っていた彼女が、すでに携帯電話を持っていたので、早速番号を交換しました。
毎日、家の固定電話を使って、コソコソと話していたので、自由に話せるようになりました。
毎晩、何時間も電話をしました。
電話代の請求がきて、親に問い詰められました。
それ以降、携帯電話での通話は控えるようにしています。
電話代がもっと安くなればいいのに。
スマホの進歩
スマホは手放せません。
電車に乗る時は、いつも動画サイトを見ています。
ニュースのチェックも新聞からスマホに切り替えました。
旅行に行くのが好きです。
昔は一眼レフカメラを持っていましたが、スマホのカメラで十分綺麗な写真が撮れるため、今は使っていません。
航空券やホテルの予約もスマホ一つでできるので、便利ですね。
ただ、仕事のメールが毎日届くので、そこだけはネックですね。
電話機能を使ったことは、ないですね。
コールセンターの栄光
わたしは結婚を機に、働いていた会社を退職しました。
子育ても落ち着いた時、わたしも働きたいと思いました。
たまたまコールセンターの募集があったため、応募しました。
初めて職場に行った時は、オペレーターの数に驚きました。
1フロアに150人はいたと思います。
一人に1台の電話が与えられませした。
コールセンターは9時から17時でしたが、呼び出し音が鳴り止むことはありませんでした。
しんどいこともありましたけれど、やりがいはありました。
とても活気がある時代でした。
数年前に、チャットボックスというものが導入されました。
私たちの負担が減ると説明されました。
当初は着信が減り、時間に余裕ができました。
しかし、150人いた同僚は、1年で10分の1以下になりました。
今までは、電話対応していただいてありがとうという声もありました。
最近では、なんですぐにオペレータに繋がらないんだ、というお怒りの声が増えました。
先日、10年勤めた会社を退職しました。
電話の未来
今から100年ほど前に、携帯電話という概念がありました。
想像しにくいかもしれませんが、手のひらほどの物理的なデバイスを持っていたということです。
今では、声という個人情報を曝け出すリスクが認識されていますが、当時はAI変換されたものではなく、日常的に自らの声を使っていたようです。
ときには、ビジネスの話も電話という概念を使っていたそうです。
休みの日にも、ビジネスの情報が入ってきたそうです。
今だと、完全に情報基本法違反ですよね。
このときに生まれたのが、情報基本法の前身になったコンプライアンスという概念だそうです。
最後に
スマホの機能のうち、電話の占める割合は低いのではないか?
しかし、カメラやアプリ、SNSなどを取り込むことによって、生活とは切り離せないものになった。
紙とペンの代名詞であった、日記や小説を、スマホで書いている人もいるだろう。
もはやスマートフォンとはいえないかもしれない。
スマホの新しい呼び方を考えてみたいと思う。
明日以降にはなるが。
今の第一候補は、「もう一人の僕」である。
本日も読んでいただきありがとうございます。
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