文系が相対性理論を自力で思いつくためのブログ

ど文系の私が何気ない日常をヒントに、相対性理論を自力で思いつく話

ミステリーについて〜読むときに心がけていること〜

〜発見とは、ないものを見つけることではない。見えていたものを認識することである〜

 

今日は部屋の掃除をした。

 

年末の大掃除の起源は鎌倉時代にまで遡るらしいので、立派な日本の文化といえよう。

 

 

今日のテーマは「読書」についてである。

 

私は、著名人の自伝とミステリーが好きである。

 

もっとも、著名人の自伝を読む理由は、その人がどのような人生を歩んできて、どのような考えを持っているのかという疑問を解消するためである。

 

その意味で、自伝も一種のミステリーと言えるのではないかと考えている。

 

ちなみに、両者を掛け合わせたような、ノンフィクションの告白本がもっとも好きなのだが、そこまで数があるわけではないことが悩みどころである。

 

 

では本題に入る。

 

私がミステリーを読む際に心がけていることは以下の二点である。

 

①できるだけ駆け足でささっと読むこと

②作者の仕掛けた罠を深読みしないこと

 

 

なぜこのような読み方をするかについてであるが、そもそも、面白いミステリーとはどのようなものなのか?

 

本ではないが、私が面白かったと言わざるを得ない映画が「劇場版ポケットモンスター 幻影の覇者 ゾロアーク」である。

 

なぜ、「面白かった」ではなく、「面白いと言わざるを得ない」かという点が重要である。

 

そもそも、幻影の覇者ゾロアークに関しては、映画自体に興味があったわけではなく、映画を見た際に配布されるポケモンが欲しかったから観にいったのである。

 

映画に関しては、小さい子ばかりが見ており、ストーリーも単調であろうとたかをくくっていた。

 

詳細については映画を見てほしいが、映画内ではあるトリックが使用されていた。

 

私はまんまと騙されたのである。

 

悔しいという思いは確かにあったが、騙されたという感覚は映画を見てから13年が経過した今でも忘れられないのである。

 

 

ミステリーを読む際に、作者と読者の対決であると考えて読む方もいるだろう。

 

真相解明の前に、自分で答えを出したいという方もいるだろう。

 

そのような読み方は、正統派の読み方なのかもしれないし、そういった方を騙してこそ、優秀なミステリー作品なのかもしれない。

 

しかし、私は、ポケモンの映画で騙されて以降、ミステリーをもっとも楽しむ方法とは、作者の思惑通りに、作者の張りめぐらせた罠に引っかかることではないかと考えている。

 

なによりも、私がミステリーを読んで得たいのは、探偵のような推理力でも、そのミステリーが賞賛に値するかという客観的な見解でもなく、物語を楽しめたという満足感なのである。

 

 

最後におまけであるが、私のおすすめの自伝とミステリーを挙げたい。

 

自伝では、テニスプレーヤーである、ラファエルナダルの「RAFA  MY STORY」である。

 

強靭なメンタルと、異常なまでのハングリー精神がどのようにして培われたのか、そしてそれらを培うことがどれだけ大変なことなのかが記されている。

 

ミステリーでは、杉井光さん著「世界でいちばん透きとおった物語」である。