文系が相対性理論を自力で思いつくためのブログ

ど文系の私が何気ない日常をヒントに、相対性理論を自力で思いつく話

じゃんけんについて〜じゃんけんの必勝法〜

〜我思う、故に我思う〜

 

 

今日は仕事終わりにウォーキングに行ってきた。

6キロ歩いたあと、700メートル走った。

「ランニングに行った」と言って700メートルしか走っていない人はそんなにいないだろう。

前日ほどきつくは無かった。

しかし、心拍数は170であった。

明日は病院受診のため、休みとなった。

朝ジムからの、病院からの、ランニングからの筋トレを決めたい。

最優先は、朝ジムである。

 

 

今日のテーマは「じゃんけん」についてである。

 

 

このテーマにした理由は、仕事の途中に「何となくでじゃんけんをしていないか?」という問いが芽生えたからである。

 

 

わたしはいつも雰囲気でじゃんけんをしている。

何を出すかは決めていない。

今思い返すと、グーかチョキの可能性が高いように思う。

そして、特にじゃんけんで勝ち越しているということもないような気がする。

 

調べたところ、桜美林大学の芳沢教授の調査結果がよく出てくる。

グーが35.0%、チョキが31.7%、パーが33.3%だという。

この差が有意なものかは分からない。

しかし、初手はパーが定石といえよう。

ちなみに、初手がパーであればグーに勝つことはもちろんであるが、パーに対してもアイコで凌げることが大きい。

 

というのも、同じ調査によると、アイコで同じ手を出す確率は22.8%と低い。

そのため、初手をパーでアイコに持ち込んだ場合は、相手は77.2%の確率でグーかチョキを出す。

よって、パーでアイコであればグーを出せばいい。

ちなみに、この法則では、アイコの場合にはアイコで相手に負ける手を出せば良いらしい。

つまり、パー→グー→チョキ→パー→・・・とするのが定石である。

 

ここで難しいのは、相手がこの定石を知っている場合である。

その時は、初手をチョキにする必要がある。

しかし、チョキでアイコであれば何を出せば良いのか分からない。

そこそこ強い人であれば、チョキでないものを出すため、パーを出すのが有効であろう。

それ以上に強い人であれば、チョキを連打してくるので、グーが有効になる。

 

ここまでの話をまとめると、

①相手がじゃんけんを無意識に行なっている場合は『パー→グー→チョキ』と出すのが有効である。

②相手がじゃんけんのプロである場合は『チョキ→パーまたはグー』と出すのが有効である。

 

ここまでの定石を相手が知っていたとしても、相手が出すのはパーがチョキの可能性が高いので、やはりチョキ(②)が有効なように思う。

 

わたしは今後、じゃんけんが強そうな相手または重要な局面ではチョキを、じゃんけんが弱そうな相手または普段の何気ないじゃんけんではグーを初手に出す。

 

 

自分の勝敗を運に任せると言う手もあるのだが、それなりの頻度で1/3にばらけさせる変数はなかなか難しいように思う。

 

複数対戦のじゃんけんはわからないが、いつか研究してみようと思う。

 

 

 

ここからは完全にオマケなのであるが、じゃんけんに必ず勝つ方法がある。

わたしがよく使う方法であるので、ここで披露したい。

1度しか使えない上に、使う場合もかなり制限されるので、おまけとしている。

 

①まず、相手に「わたしはじゃんけんで必ず勝つことができる」と宣言する。

 

②相手に「グーでもいいし、チョキでもいいし、パーでもいい」と語りかける。

この時、両手を広げるようにして相手に見せる。

 

③軽く「最初はグーで行くからね」といって、片手でグーを作る。

 

④じゃんけんでグーを出す。

普通に「最初はグー、じゃんけんぽん」でグーを出せばいい。

 

以上である。

 

この方法で必ず勝つことができる。

なぜ勝てるのかを自力で考えたい方は、ここで一時停止してほしい。

 

 

 

 

タネとしては、

まず、『グーでもいいし、チョキでもいいし、パーでもいい』ということによって、「ゴルディロックス効果」を使う。

人間は3つの選択肢があると、真ん中の選択肢を選びやすいというものである。

よって、チョキに誘導しやすい。

 

さらに、両手を広げることで「パー」の手を見せ、最初はグーで行くと言う時に、「グー」を見せる。

これは、人間が心を読まれたくない時に、目にあるものを避けるという心理である。

ドラマの「トリック」で使われていた。

ここでは視覚的に「パー」と「グー」を見せることで、チョキを誘導している。

明確な根拠は分からない。

 

 

以上である。

 

 

 

タネが弱いのではないか?本当にこれで必勝なのか?

と思った方は、非常に鋭い。

さらに、あとひとつのタネを使うことで絶対に失敗しないのだが、何であろうか?

自力で考えたい方は、ここで一時停止してほしい。

ちなみにヒントは、

「わたしはじゃんけんで必ず勝つことができる」としっかり宣言すること。

じゃんけんの後に、あることを言うことである。

 

 

 

 

答えは、

じゃんけんで負けた場合やアイコの場合に、上記のトリックを説明した上で

「あなたは自分の意思をしっかり持っていてすごい。普通の人はチョキに誘導されるのに、あなたは特別だ。」

と告げることである。

 

 

何ともまあ、インチキな方法あろう。

ちなみにわたしは、たまにこの手品を使う。

なかなかの確率で、相手はチョキを出すため、かなり驚かれる。

仮にじゃんけんが引き分けや負けであっても、「あなたは特別」と言われるため、相手は悪い気がしない。

よって、失敗しないのだ。

 

よく、「もう一回」と言われるが、その時は前半に述べた定石に基づき、パーを出せばいいのかもしれない。

ただし2回目以降は、普通のじゃんけんと変わらない。

 

 

以前、タロットカードのカラクリを説明したが、トリックとはこのようなものであろう(といえば怒られるかもしれない)。

このトリックが使えるかどうかは置いておいて、目の前の手品のトリックはこのように、本質をずらしているものが多いように思う。

相手に選択させておいて、どちらの選択肢も想定されていると言うものである。

 

例えば、トランプの手品で、「どちらかのカード(または束)を選んでください」と言われたとする。

仮にAとBとする。

タネがAにあり、Aを選ばせたい時にはどうすればいいか?

 

お客さんがAを選んだ時は、そのまま「ではAを使います」と言う。

お客さんがBを選んだ場合は、「ではBはあなたのカードなので、わたしはAを使います」と言えばいい。

 

このように、どちらを選んでも答えは決まっているにもかかわらず、お客さんは「自分で選んだのに」と思い込むのである。

よくある話である。

 

 

 

さて、ここまでを踏まえた上で、わたしとじゃんけんをしてほしい。

グーでもいいし、チョキでもいいし、パーでもいい。

 

しっかり迷って選んでほしい。

選んでから、先に進んでいただきたい。

(以下、ネタバレである)

 

 

 

 

 

あなたは、チョキを選んだのではないだろうか?

その理由は・・・